Webサイトが開かない、
ゲームやアプリの通信が不安定なとき、
pingでは「つながるかどうか」は分かっても、
どこで問題が起きているかまでは分からない場合があります。
そんなときに使うのが tracert(トレースルート) です。
この記事では、初心者向けに
- tracertとは何か
- 何が分かるのか
- 実際の使い方
- 結果の見方
を分かりやすく解説します。
tracertとは?
tracert は、
通信が目的地に届くまでの経路を確認するコマンドです。
あなたのPCから目的のサーバーまで、
- どんなルーターを通って
- どこまで届いているか
を 順番に表示 してくれます。
📌 pingが「到達確認」なら tracertは「通り道確認」です。
tracertで分かること
tracertを使うと、次のことが分かります。
- 通信がどこで止まっているか
- 遅延が発生している区間
- 途中のネットワーク機器の応答状況
👉 「どこまで正常か」 を切り分けられます。
tracertの使い方(Windows)
① コマンドプロンプトを開く
- Windowsキー + R
- 「cmd」と入力
- Enter
② tracertコマンドを実行
例:
tracert 8.8.8.8
数秒〜十数秒で結果が表示されます。
📌 スクショは結果部分のみを範囲指定
tracert結果の見方
表示例:
1 <1 ms <1 ms <1 ms 192.168.1.1
2 10 ms 12 ms 11 ms xxx.xxx.xxx.xxx
3 * * * 要求がタイムアウトしました。
各項目の意味
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 数字 | 通過順(ホップ数) |
| ms | 応答時間 |
| * | 応答なし |
「*」が出たら故障?
ほとんどの場合、故障ではありません
理由:
- セキュリティ上、応答しないルーターがある
- ICMPを制限しているネットワークが多い
📌 途中で「*」が出ても、最終地点に届いていれば問題なし
tracertが途中で止まる場合
次のようなケースでは注意が必要です。
- 毎回同じ場所で止まる
- それ以降がすべて「*」
- 最終目的地に到達しない
👉 その区間で通信トラブルが起きている可能性
pingとtracertの使い分け
| 状況 | 使うコマンド |
|---|---|
| つながるか確認 | ping |
| どこで止まるか原因を絞りたい | tracert |
👉 ping → tracert の順で使うのが基本
✅まとめ
- tracertは通信経路を確認するコマンド
- どこまで届いているかが分かる
- 「*」は必ずしも異常ではない
- pingと組み合わせて使うと強力

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